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本の紹介「トリノトリビア」

「トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ」川上和人・マツダユカ著、西東社、2018年10月、ISBN978-4-7916-2783-7、1200円+税

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【冨永則子 20190221】【公開用】
●「トリノトリビア」川上和人・マツダユカ著、西東社

 都会で暮らしていてもスズメやカラス、ツバメなどの野鳥は身近に見ることができるが、意外にも、いまだに謎に満ちた存在なんだとか。そんな鳥の楽しみ方には「見る」「飼う」の他に「考える」という方法がある。研究というと小難しい感じがするが、この「考える」も研究の側面のひとつだ。鳥は様々な環境で暮らし、いろいろな動植物とも密接に関わり合っている。鳥を観察し「考える」ことで、自然の中の生物のつながりにも気づいて世界が広がるかも。本を読まないウチの息子も「マンガがかわいい」と手にとって読んでいた。

 お薦め度:★★★★  対象:すべての鳥好きと、そうでない人に
【森住奈穂 20190225】【公開用】
●「トリノトリビア」川上和人・マツダユカ著、西東社

 見開き一枚に一つのトピック。右に4コマ漫画、左に解説。とっても読みやすい。漫画は可愛くて、特にスズメは読んだら好きにならずにいられなくなるはず。解説は…ペンギンの口はアイアン・メイデン、ランボーはやられたらやり返す、いろいろ勉強になるなぁ。首なしチキンのマイク、シュレディンガー音頭…気になるワードが頻出するも、いちいち調べていたら内容が頭に入ってこないよう。鳥が好きになり、次に鳥に出会ったらジッと観察したくなること、請け合いです。

 お薦め度:★★★★  対象:楽しくなることを探しているひと
【ケンタロウ 20190424】
●「トリノトリビア」川上和人・マツダユカ著、西東社

 「トリノトリビア」は、野鳥のあれこれについて書かれています。それを右ページに4コマまんがで、ちょっとずれているけどわかりやすくおもしろく書かれています。まんがだけ読んでもじゅうぶん楽しめます。野鳥のことについて、おどろきと笑いでいっぱいで、色々わかるので、ぜひ読んでみてください。

 お薦め度:★★★★  対象:野鳥のことを知って楽しみたい人へ
【犬伏エルリッヒ麻美子 20190424】
●「トリノトリビア」川上和人・マツダユカ著、西東社

 スズメ、カラス、ヒヨドリなどの身近な野鳥を一つのお題ごとに見開きで紹介されていて、右ページでは漫画家のマツダユカさんが、オールカラーの4コマまんがでわかりやすくおもしろおかしく紹介。左ページでは鳥類学者の川上和人先生をはじめ他、共著の方が深い知識をユーモア満載で解説されています。その下に、トリノトリビア鳥ずかんに出てくる鳥たちが、つぶやいているのに「へぇ〜」。
 カラスは遊んで生き残る鳥らしい。ハトは、水に口ばしを入れたまま飲める鳥らしい。などそんなトリビアが83個もつめこまれていて、楽しく読めました。

 お薦め度:★★★★  対象:野鳥好きな人はもちろん、野鳥にあまり興味のない方におすすめ
【和田岳 20190221】
●「トリノトリビア」川上和人・マツダユカ著、西東社

 スズメはほおの斑点が大きいほどもてる。スズメは水浴びのあと砂浴びをする。シジュウカラがカタツムリを食べてカルシウム補給。などなど、身近な鳥の生態と行動を中心に、83ものネタが並ぶお得な一冊。見開きで1ネタで、右側に鳥が主人公の4コマ漫画、左側に鳥類学者による文章。
 天然のカラス。突っ込みのシジュウカラ。ボケたと思ったら、突っ込みもできるスズメ。マンガでは、種毎にキャラが設定されている感じ。ヒヨドリが目つきが悪くて偉そうなのが不満。
 鳥類学者さんの方は、よく知ってるネタを、そんなに苦しまずに書いてる感じ。この著者ならではの不思議なボケも楽しめる。出だしでボケるんやね。

 お薦め度:★★★  対象:身近な鳥を少し見てみようかな、と思ったら、思いたかったら
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