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本の紹介「動く!深海生物図鑑」

「動く!深海生物図鑑 深海数千メートルにうごめく生命の驚異」ビバマンボ・北村雄一著、講談社ブルーバックス、2010年8月、ISBN978-4-06-257691-8、1500円+税


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【西村寿雄 20101027】【公開用】
●「動く!深海生物図鑑」ビバマンボ・北村雄一著、講談社ブルーバックス

 「深海には奇妙な姿をした生きものがいる」という。いったいどんな生きものがいるのか。派手な色をしたクラゲ、どうみてもタコに見えないタコ、ラーメンのような生きもの、深海はまさに千差万別の世界だ。各解説の文章が平易で、生きて動いている姿そのままにリアルに綴られているのがいい。DVD動画も付いている。
 なんといっても知りたいのは、真っ暗な光のない深海で、なぜそんな生命が存在しうるのかの問題。それには第1章で分かりやすく解説している。熱水で化学反応によるエネルギーをもとに生きているとか。深海地球生命に拍手。

 お薦め度:★★★★  対象:中学生以上、生きもの愛好家

【萩野哲 20101027】
●「動く!深海生物図鑑」ビバマンボ・北村雄一著、講談社ブルーバックス

 最近、深海関係の書籍の発刊が大変多いように思う。例えば、深海(クレール・ヌヴィアン、晋遊社、2008)、深海魚 暗黒街のモンスターたち(尼岡邦夫、ブックマン社、2009)、深海のフシギな生きもの(藤倉克則、幻冬舎、2009)、深海生物大図鑑(長沼毅、PHP、2009)、海のトワイライトゾーン(斎藤宏明、成山堂、2010)、深海魚摩訶ふしぎ図鑑(北村雄一、保育社、2010)、深海のとっても変わった生きもの(藤原義弘、幻冬舎、2010)、深海生物ファイル(北村雄一、ネコパブリッシング、2010)、深海魚探検(ビーチテラス編、二見書房、2010)・・・ 後で出版される本の方がだんだんすごい写真が掲載されているような気がするし・・・と思っている間にとうとう動画まで出てきてしまったようううう。

 お薦め度:★★★  対象:深海関係の本はどれを読めばよいのだろうかと悩んでいる以外の人

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