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本の紹介「世にも美しい瞳 ハエトリグモ」
「世にも美しい瞳 ハエトリグモ」須黒達巳著、ナツメ社、2016年8月、ISBN978-4-8163-6087-9、1300円+税
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【上田梨紗 20161221】【公開用】
●「世にも美しい瞳 ハエトリグモ」須黒達巳著、ナツメ社
本当に美しい。こんなお目めをしていたなんて全く知らなかった。それに視力がいいだなんて、あの時もその時もこんな時も今も見られている気がして恥ずかしい!!! 身近に感じる存在のハエトリグモさんですが、全くと言っていいぐらい知らない事だらけで、蜘蛛の巣を作らない事や、色んな種類がいることもしらなかったので、この本でいかにハエトリグモさんがかわいらしく、愛しい存在かを学べました。まるでグラビアアイドルのような写真集もあり、入門書としては最高ではないでしょうか(私は、気になってネットでも検索し、砂糖水接待なるものを知り心がざわついています)。
この本を読んだらあなたもハエトリグモの虜になるかもしれません。お気をつけください。
お薦め度:★★★★ 対象:○○は人間の友達だと世間体を考えずに言える人
【冨永則子 20161219】
●「世にも美しい瞳 ハエトリグモ」須黒達巳著、ナツメ社
先ず、表紙の写真に目が釘付けになる。正面を見据えた二つの大きな目玉と、その少し上にある小さめの目玉。四つの目玉がこっちをじっと見ている。目玉の周りの毛むくじゃら加減も、またいい! 実物のハエトリグモは1センチもないから、肉眼では写真のようには見えないが、それだけに、本当はこんなにキラキラしてムクムクしてるんだぁ〜と思わず見入ってしまう。瞳に入る光の加減がハエトリグモの表情を感じさせる。家の中でピョンピョン飛び跳ねている、あんな小さいヤツがこんなに面白い顔や姿をしていたとは… 捕まえて、ルーペでしっかりじっくり観察したくなる。
お薦め度:★★★★ 対象:部屋にハエトリグモが出ると大慌てで逃げ出す我が息子に(こんなに可愛いんだぞと見せてやりたい。たぶん見ないと思うけど…)
【萩野哲 20161216】
●「世にも美しい瞳 ハエトリグモ」須黒達巳著、ナツメ社
ハエトリグモに魅入られてしまった著者のハエトリグモへの愛がギッシリ詰まった1冊。巣を作らず、非常に眼がよく(円らな瞳)、よく跳躍するハエトリグモ。オスとメスの色彩が非常に異なるもの特徴。眼がよいので、求愛行動も複雑であり、またオス同士の闘いも命がけで、それらを観察するのも楽しい(スンマセン。ダンスが下手だと食べられてしまうのに)。小さな種類ばかりだが、拡大すると色彩や毛並が美しく、更に日本でも100種類以上いるので、それぞれの特徴を楽しめる。アリグモがハエトリグモの1種であることも、この本で知りました。
お薦め度:★★★ 対象:読むというより見る本。しかし、あまり見ていると著者のようにハエトリグモにのめり込んでしまいそうで危険である
【和田岳 20161222】
●「世にも美しい瞳 ハエトリグモ」須黒達巳著、ナツメ社
タイトル通り、ハエトリグモの瞳の美しさを堪能できる一冊。表紙にはじまり、目次の前にもハエトリグモの瞳ばっちりの写真が並ぶ。他のページもハエトリグモが瞳を向けている画像ばかり。それが可愛いし、とても美しい。正面の4つの目が、妙に真ん中に寄ってるなぁ、とか。目と目と間隔が詰まってたり開いてたりするなぁ、とか改めて発見もある。単なる写真集かといえばそうでもなく、ハエトリグモの生態、行動、形態、生態から、観察・撮影の仕方、ハエトリグモの相撲と話題は多岐にわたる。なによりこの本を読むとハエトリグモが好きになる。最強のハエトリグモ普及書。
お薦め度:★★★★ 対象:表紙見て気になったら
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