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本の紹介「アマゾンの森と川を行く」
「アマゾンの森と川を行く」高野潤著、中公新書、2008年10月、ISBN978-4-12-101969-1、1000円+税
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【釋知恵子 20081226】
●「アマゾンの森と川を行く」高野潤著、中公新書
アマゾンには、想像を超える生き物の暮らしがある。シカを飲み込む大蛇、蛇も恐れるペッカリー、気の荒いカワウソ、ジャガーやピューマ。本書は、こんな生き物たちと、生身の体で向きあったカメラマンの記録。モーターのついた簡単な船でアマゾンの川を下る。旅を共にするのは、その地の男たち。時に、声帯模写でワニを呼び寄せ、迎えがこないときには、森の材料で船をつくって、なんとかしてくれる。熱帯の病の記録もあったりして、素材的には、おもしろいはずなのに、なかなか入り込めなかった。一つ一つのエピソードが淡白に描かれているから? 一度読んで、写真とキャプションだけ読み返した。こんな読み方でもいいかも。
お薦め度:★★★ 対象:写真が好きな人に
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