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本の紹介「キャベツにだって花が咲く」

「キャベツにだって花が咲く 知られざる野菜の不思議」稲垣栄洋著、光文社新書、2008年4月、ISBN978-4-334-03450-4、740円+税


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【村山涼二 20090225】
●「キャベツにだって花が咲く」稲垣栄洋著、光文社新書

 野菜を、食べて、見て、よく知っているが、その花は?キャベツ、ダイコン、ニンジン、ゴボウ、ジャガイモ、レンコン・・・・と。植物のどこを食べているの?サツマイモは根、ジャガイモは茎、タマネギは葉。野菜は未熟な間に食べられることが多く、実や種子が知られていないことが多い。野菜の原産地より日本への歴史の中の旅の物語。人類と野菜との切っても切れない宿命。最後に「ちゃんと野菜を食べなさい」と野菜の効用を説いている。付録に「野菜のことわざ」の解説がある。一富士、二鷹、三茄子の茄子は何故なのか?など。まさに、知られざる野菜の不思議がいっぱい。

 お薦め度:★★★  対象:野菜ぎらいの子を持つお母さん方

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