ゲッチョ先生と一緒にドングリを楽しんでみませんか。
子供のころからドングリをみつけ、ふと頭にうかび、そのまま忘れてしまっていた疑問。例えば、「これって実、それとも種子?」「食べることが出来るの?」「どこから虫が入ったの?」「豊作と不作の年があるのはなぜ?」などなど。その他色々な事に、クラスの実習風景に、先生の推測を交えて答えていきます。その過程でドングリたちの生きていくための色々な戦略を垣間見ることが出来ます。
あらためて自然観察は五感をとおしてするものだと思わせてくれる本です。
お薦め度:★★ 対象:ドングリが食べれると聞いて「へぇ〜」と思った方
そもそもドングリってなんだろう?そんな素朴な疑問から始まったドングリにまつわる話題を集めた本。ドングリを食べるという人とドングリとの基本となる係わりから、ドングリを捕食する動物と関係、さらに、ドングリ側の捕食者への対策まで、盛口満が自分の体験や探し当てた資料から、ドングリの持つ様々側面について推理をしてみせる。
断片を集めるのを好む著者だけにそれぞれの話題の点と線がつながるまでもどかしい面もあるが、生物をいろいろな見方をするイントロダクションの本とすれば
面白いのでは?
お薦め度:★★ 対象:ドングリと動物や人との係わりに関心がある人