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本の紹介「生きものは昼夜をよむ」
「生きものは昼夜をよむ 光周性のふしぎ」沼田英治著、岩波ジュニア新書、2000年6月、ISBN4-00-500352-4、700円+税
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【和田岳 20051026】
●「生きものは昼夜をよむ」沼田英治著、岩波ジュニア新書
大学院生時代から就職してからも一貫して昆虫の光周性を研究してきた著者が、光周性研究の歴史と現状をわかりやすく解説した本。語り口はわかりやすく、自らの研究の経過と成果の織り交ぜ方も絶妙。
光周性なんて現象は古くから知られているので、もう研究すべき事なんて残ってない。かと思いきや、光周性という現象は驚くほど奥深く、まだまだ色々と研究すべきテーマが残っていることに驚かされる。すでに長い研究の歴史のあるテーマを研究する際、どのように取り組んでいくべきかということ知る上でも参考になるだろう。
お薦め度:★★★ 対象:研究というものに興味があるなら誰でも
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