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本の紹介「いたずらカメムシはゆかいな友だち」
「いたずらカメムシはゆかいな友だち」谷本雄治文・つだかつみ絵、くもん出版、2006年9月、ISBN4-7743-1178-2、1300円+税
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【西村寿雄 20061019】
●「いたずらカメムシはゆかいな友だち」谷本雄治文・つだかつみ絵、くもん出版
カメムシは「くさい虫」の代表格。しかし、宝石のように光り輝く種など美しい種もいる。この本はカメムシの魅力にとりつかれた著者が、自らの観察にもとづいて楽しいカメムシ物語を綴っている。
著者はまず,「カメムシはなぜくさいのか」の研究に挑む。これがまたユニークだ。カメムシは体の小さな穴からくさいにおいの液を放出している。そのくさい臭い〈集合フェロモン〉は、仲間を呼び寄せる合図だという。おかげで人間に悪用されて一網打尽にされてしまうらしい。 カメムシはあの小さな口先で固い皮をまとった果樹から樹液を吸う。秘密の〈武器〉が威力を発揮する。カメムシの子育てもなかなかのもの。カメムシにまつわる興味ある話題がつきない。
お薦め度:★★★ 対象:小学生5年以上
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