まちの中でくらしていると、1日中土をふまないですごすことなんてとってもかんたんだよね。だけど土の中をいったんのぞいてごらん。そこにはとってもすてきな世界が広がっているよ。
アリさんたちやモグラさんたちが、すをつくっているだけではないよ。木のねっこのあるところには、ねっこを食べる生き物がいて、畑の下にはやさいを食べる生き物がいるの。水辺にはカワセミっていうきれいな鳥がすをつくっているよ。
広い広いじめんの下にはこんな世界がいっぱい広がっているの。この本にはそんな世界がとってもやさしい絵で画かれているよ。
お薦め度:★★★★ 対象:絵本が読めるようになればすぐ
クロヤマアリ、アブラゼミ、ハタネズミ、アズマモグラ、カワセミなどなど、たくさんの生き物たちが、地面の下をずーっと進んでいきます。私たちが普段見ることのできない土の下の世界でも、たくさんの生き物がたまごを産んだり、エサをためたり、さなぎになったり。池の下も、実は地面。一つ一つの生き物に、簡単な説明がついているので、気になる生き物の所だけ読んでいくことができます。子どもだけでなく、大人にとっても、未知の世界を知るよいきっかけになる本でしょう。
お薦め度:★★★ 対象:長い絵本を読みたくない人