友の会読書サークルBooks
本の紹介「カケスの森」
「森の新聞11 カケスの森」中村浩志著、フレーベル館、1998年1月、ISBN4-577-01849-7、1500円+税
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【西村寿雄 20050514】
●「カケスの森」中村浩志著、フレーベル館
カケスは里山の再生に大きく貢献している。「カケスがどうして?」と思われる人はぜひ、この本を手に取ってみられるといい。
カケスは、ミズナラなどの果実(どんぐり)を食べるだけでなしに多くを土の中に隠す習性がある。著者は信州の実験センターで、カケスの行動を細かく調査する。カケスの〈賢い行動〉が見えてくる。さすが〈カケスはカラスの仲間〉と再認識させられる。最後に、〈どんぐりの森〉が維持されることが、カケスや野生動物、ひいては人間にとっても大切であることを著者は訴えている。
写真が豊富で文章もやさしい。
お薦め度:★★★ 対象:小学校中学年から
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