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本の紹介「カラスはどれほど賢いか」
「カラスはどれほど賢いか」唐沢孝一著、中公新書、ISBN4-12-100877-4 、700円+税
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【和田岳 20030220】
●「カラスはどれほど賢いか」唐沢孝一著、中公新書
カラスのすべてを扱った本。とくに、カラスの興味深い行動や生態が数多く紹介されている。タイトルは中味とあまり関係ない。
東京のカラスを中心に、集団ねぐら、行動圏、営巣、食性、貯食といった行動・生態的な話題から、人との交流、害鳥としてのカラス、文学や神話の中のカラスまで、話題は多岐に渡る。しかし、全体にはあまり脈絡がなく、著者の主観的なカラスの理解にイライラする部分も少なくない。
描かれているのは、おもに十数年前の東京のカラス。この本を読んでから、現在の大阪のカラスを改めて見ると、さまざまな発見ができるかも。
お薦め度:★★ 対象:カラスの行動に興味を持っている人
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