友の会読書サークルBooks

本の紹介「「幻の鳥」オオトラツグミはキョローンと鳴く」

「「幻の鳥」オオトラツグミはキョローンと鳴く」水田拓著、東海大学出版部、2016年12月、ISBN978-4-486-02118-6、2000円+税


【注意】本の紹介は、それぞれの紹介者が自らの判断によって行なっています。他の人からの意見を取り入れて、変更をする場合もありますが、あくまでも紹介文は紹介者個人の著作物であり、サークル全体や友の会、あるいは博物館の意見ではないことをお断りしておきます。
 もし紹介文についてご意見などありましたら、運営責任者の一人である和田(wadat@omnh.jp)までご連絡下さい。
[トップページ][本の紹介][会合の記録]

【萩野哲 20170417】
●「「幻の鳥」オオトラツグミはキョローンと鳴く」水田拓著、東海大学出版部

 読後感想。オオトラツグミの情報は少なかった(未だ論文書いてないし、これで全部なのかも?)。著者も言っているように(思える)が、他の情報を入れてボリュームを膨らませた感がある。オオトラツグミが増えてきてよかったこと、奄美のミミズの種類が分からないことは分かった。しかし、もっとトラツグミ全体について掘り下げるか(論文化していないからできない?)、奄美の生物についてまとめるか(これも「奄美群島の自然史学」との重複を避けた?10年もすばらしい奄美にいるのに)、はじめからサンコウチョウやオオトラツグミなどの短編集にするとか、いろんな工夫ができたのではないか?

 お薦め度:★★  対象:いろんな生物を知りたい人
[トップページ][本の紹介][会合の記録]