友の会読書サークルBooks
本の紹介「理系白書」
「理系白書 この国を静かに支える人たち」毎日新聞科学環境部著、講談社、2003年6月、ISBN4-06-211711-8、1500円+税
【注意】本の紹介は、それぞれの紹介者が自らの判断によって行なっています。他の人からの意見を取り入れて、変更をする場合もありますが、あくまでも紹介文は紹介者個人の著作物であり、サークル全体や友の会、あるいは博物館の意見ではないことをお断りしておきます。
もし紹介文についてご意見などありましたら、運営責任者の一人である和田(wadat@omnh.jp)までご連絡下さい。
[トップページ][本の紹介][会合の記録]
【寺島久雄 20040207】
●「理系白書」毎日新聞科学環境部著、講談社
花を見て文系の人は美しい、良い香りと感じ、理系の人はキク科だ子房上位だと言う。文系の感性、理系の知性の違いが出る。
すぐれた研究者がおる日本が現在欧米に遅れを取っている。理系は出世、報酬の不利、数学、理科離れ、研究の不満等々の嘆きが理論的に述べられている。
学際の時代になっている現代、文理融合した(文理シナジー学会も出来ている)広い視野で日本の科学技術立国を支える理系の人々の誕生を望んでいる本である。
中村博士の発明が200億円とのニュースは、理系の嘆きが吹き飛んだのではないでしょうか。
お薦め度:★★★ 対象:理系の人に
[トップページ][本の紹介][会合の記録]