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本の紹介「蘇れ、ブッポウソウ」
「蘇れ、ブッポウソウ」中村浩志著、山と渓谷社、ISBN4-635-23000-7、1500円+税
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【和田岳 20050320】
●「蘇れ、ブッポウソウ」中村浩志著、山と渓谷社
著者は現在信州大学教授。学生時代はカワラヒワを研究し、就職後はカッコウの托卵の研究で世界にブレイクしました。そんな著者が、サイドワーク的に15年にわたって続けてきたブッポウソウの研究をまとめた本。ブッポウソウについて知られていることはほとんど網羅されています。
ブッポウソウは、長野県でも数えるほどしかいない。そんな中での研究は、労力の割に遅々として進まない。巣を見つけるだけでおおごとだし、15年かけて明らかになったのは、食性とプルトップの利用目的など、ほんのわずか。
後半では、今まさに絶滅に向かっている日本のブッポウソウの現状が紹介されます。はたして数十年後もブッポウソウは日本で見られるんでしょうか?
お薦め度:★★ 対象:鳥に興味のある人
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