学校のこけ図鑑
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身近なゼニゴケ類しらべ
学校内や町中で湿った土の上によく見つけることのできるコケにゼニゴケ類があります。
そのなかまに外国から入ってきたコケ「ミカヅキゼニゴケ」があります。
大阪では、昭和35年(1960)頃の記録があります。最近では、学校花壇の中で見つかったり、神社境内の端で見ることができましたがどのように広がっているかはわかっていません。
学校や家の近くで探してみませんか。
ゼニゴケ類の見分け方
1.裏が赤い
2.杯状体がない・・・・・・・・・ジンガサゴケ
2.杯状体がある・・・・・・・・・フタバネゼニゴケ
1.裏は赤くない
2.杯状体がない・・・・・・・・・ジャゴケ
2.杯状体がある
3.円形(王冠状)の杯状体・・ゼニゴケ
3.三日月形の杯状体・・・・・ミカヅキゼニゴケ
見つけたら
ヘラのようなもので、3〜4枚できるだけ長めに薄くはぎ取ります。
葉の裏には細かな根っこ状の毛がびっしり生えています。
水で簡単にすすぎ土を落とします。
ティッシュペーパーなどで水気を切ります。
ルーペでじっくり観察し、スケッチしてみましょう。
見終わったら、生乾きのままセロハンテープで観察用紙に貼ります。
この時、それぞれ表面と裏面の両方があると後で確認するときに便利です。
観察用紙に、採集した場所、採集日、採集者の名前などを記入します。
きちっとした標本にするには、日陰で充分乾燥させてから、標本用紙を折り畳んで袋状にして包みます。ラベルには採集した場所、採集日、採集者の名前などを記入しておきます。
調べた仲間・お友達と持ち寄って、地図に落としてみましょう。
何年間後にもう一度調べてみると、なかったところに生育していたり、別の種類が生えていたりすることもあります。
植物は動かないと思ってしまいがちですが、ミカヅキゼニゴケはヨーロッパからはいってきたと考えられているから不思議です。このコケは、日本では昭和6年に仙台で初めて見つけられたものですが、他の種類と比べてみると胞子体をほとんどつけていません。杯状体の中に入ってる小さな粒(無性芽:ムカゴのようなもの)が足裏に付いたり、雨に流されて広がっていきます。
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