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押し葉をつくる
はさみ紙にはさむ

 採集してきた植物は1種ずつはさみ紙にはさみます。同じ種類の小さい植物は何株かをひとまとめにして1枚のはさみ紙に入れても構いません。紙からはみ出す大きい植物はVやN、W字状に折り曲げます。大きな葉がはみ出る場合は、折りたたんでも構いません。特に大きいものは切り離して何枚か続きの標本とし、a, b, cや1/4, 2/4, 3/4, 4/4のような記号をつけて、一続きの標本であることが分かるようにします。はさんだ植物は、葉の折れている部分をのばし、花や果実など大切な部分がよく見えるようにしましょう。あまり葉が重なりすぎている部分は必要なだけを残して切り取ってしまっても構いませんし、太い茎などは縦に半分にさいて片側だけにすると早く乾きます。はさみ紙の表にはマジックで採集場所や日付、花の色、木のだいたいの高さなど、あとでラベルに書く必要のあることを忘れないうちに書いておきましょう。

図3:はさみ紙用の新聞紙にはさんで乾かした標本.新聞紙からはみ出ないように茎を折り曲げたり、大きな葉を折りたたんだりする(写真はシナノキ科のラセンソウ)。(図をクリックすると大きくなります)