2002年1月から、大和川河口のハクセキレイの集団ねぐらで、ハクセキレイへの標識調査が行われています。野外観察でハクセキレイの分布や移動を調べることができるように、脚にカラーリングが装着されました(大阪市立大学の高木さんが行なっている調査です)。そこで、例によって勝手にハクセキレイのカラーリング情報を集めて、カワウの移動状況を調べて楽しもう。
と思ったら、高木さんが大阪鳥類研究グループに入会されたので、表だって楽しめます。
●カラーリングは、ハクセキレイの左脚に二つ、右脚に一つ付けられています(右脚のカラーリングの下には金属リングが付いています)。カラーリングは、青・薄い青(水色)・赤・濃いピンク・薄いピンク・オレンジ・黄の7色です。個体識別には色の組み合わせだけでなく、左右・上下関係についての情報も必要です。
1.とにかく色足環を付けているハクセキレイを見つけて、記録事項を書いて、大阪市立自然史博物館の和田まで送る(E-mailでも可、wadat@omnh.jpまで)。
2.調査範囲は大阪府に限りません、他府県でも外国でも何でも大歓迎。
3.調査期間はとくに限定しません。
1.足環の色と位置(左右、上下を区別すること)
2.観察日と観察時間
3.観察場所(できるだけ詳しく)
4.観察者(足環を確認した人という意味です)
→ハクセキレイのカラーリングは小さく、またよく動きまわるので、色の確認は意外と困難です。また、白っぽい色(黄と薄いピンク)、黄色っぽい色(黄とオレンジ)、赤っぽい色(赤と濃いピンク)の識別には充分な注意が必要です。順光で、できるだけ近くから、慎重に確認してください。
カラーリング個体観察情報(2002年1月〜)
河川、池等の場所ごと(大和川、長居公園)に、足環、観察日、観察場所、観察者の順で示しています。足環は、右脚-左脚(2つ付いている場合は上下の順)の形式で、色の記号を用いて示しています(B:青、L:水色、R:赤、D:濃いピンク、P:薄いピンク、O:オレンジ、Y:黄)。
色の確認が困難なため、誤認が多いのみならず、色の読み取りが正確か確認がとれません。ざんねんながら、色の読み取りに関しては、断念します。