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本の紹介「土のなかの奇妙な生きもの」

「土のなかの奇妙な生きもの」渡辺弘之著、築地書館、ISBN978-4-8067-1413-2、2011年1月、1600円+税


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【萩野哲 20110418】
●「土のなかの奇妙な生きもの」渡辺弘之著、築地書館

 土の中、土の表面に生息する多様な生物をトピックス的に解説した書である。土壌動物の主流であるトビムシやササラダニの解説よりはちょっと変わったもの(確かに「奇妙な」)を集めてきた印象がある。特に、ヤスデ類の印象が強い。また、シロアリ、ミミズのような土を耕す動物も著者のお気に入りのようである。ただ、新しい情報とともに、昔著者が別の本で使った情報も多いようだ。グラビアのカラー写真と同じものが本文中でもモノクロで出てくるのは手抜きに見える。

 お薦め度:★★★  対象:足の下のキモかわいい生物に興味がある人

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