昼間にムササビを探す

ムササビの情報募集  ムササビマップ(大阪府)

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 ムササビといえば、木々の間を滑空する、空飛ぶ座布団としてよく知られています。夜行性なので、夜に調査をすればいいのですが、夜の山に行くのはなかなか面倒だし、ちょっと恐い。そこで昼間にムササビを探すとしましょう。昼間なので、ムササビ本体を見つけるのは難しいので、代わりにムササビの糞を探します。

そこで、下記の要領で情報を集めます。こんな感じのムササビの糞を見つけたら、あるいはムササビを見つけたら、大阪市立自然史博物館の和田(wadat@omnh.jp)まで送って下さい。よろしくお願いします。


◆探し方
 山林には広く分布している可能性があるのですが、焦点を絞らないと探すのは面倒です。そこで社寺林を探すことをお勧めします。東京での調査によると、ムササビは胸高直径50cm以上のスギの大木に住み着いていることが多いそうです。そして、その下に多くの糞を落とします。そこで、社寺林の大木の下で糞を探してみましょう。
 大量にあればすぐに見つかるのですが、少数しかない場合は、見つけるのが大変です。地面に這いつくばって、目をさらのようにして地面を捜しまわりましょう。

◆見分け方
 直径3〜6mm程度の球状の糞をします。新鮮な糞は黒っぽいのですが、古くなると白っぽくなります。新鮮な時は正露丸をイメージしたらいいでしょう。他の動物の糞で間違う相手はありませんが、果実や何かの固まりと紛らわしいことがあります。そんな時は、割ってみたらわかります。ムササビの糞は簡単に割れて、中は細かく砕かれた植物質です。


ムササビの情報募集!

・調査範囲:大阪府とその周辺地域
・調査期間:2007年〜2008年
・調査対象:ムササビ、及びムササビの糞

◆ムササビ、またはムササビの糞を見つけたら、以下の項目をお知らせ下さい。
・観察者名
・観察日
・観察場所(とっても詳しく、できれば地図上でピンポイントで示してください)
・その他気付いたこと(環境や行動など)

◆データの送付先:大阪市立自然史博物館の和田(wadat@omnh.jp)。もしあれば、画像を添付して下さい。ムササビの糞はできれば採集して実物をお送りください。もし死体を見つけたら、それもぜひ博物館まで!

◆データの取扱い
 頂いた情報は、大阪市立自然史博物館のデータベースに登録するほか、HPでも公表し、現在準備中の「大阪の哺乳類」の本にも盛り込みます。


ムササビとその糞(大阪府)

2000年以降の大阪府下でのムササビ(●:標本、■:観察)、及びムササビの糞(◆)の確認地点。