講演録

2002年
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2003年11月13日 19:00-21:00 自然史カレッジ@OCAT 淀川の自然

タイトル:「淀川の鳥」
場所:大阪市立難波市民学習センター(なんばOCATビル4階)
聴衆:約40名
経過と準備:
OCATを会場にしての平日の夜の有料の講義シリーズです。今年は淀川というテーマで春と秋の2回組まれました。同じ話はイヤやけど、さほど違う話をするほどネタは豊富ではない…。というわけで、前日にスライドをセレクトして、当日の昼間にレジュメを作って。と、やっぱり準備不足気味。
講演内容:
反省:


2003年10月30日 13:00-15:00 住之江区 案内ボランティア養成講座

タイトル:「大和川河口の鳥と自然」
場所:大和川右岸 大和川大橋周辺
聴衆:約15名
経過と準備:
10月始めに依頼を受ける。区役所が中心になって、住之江区のいろんな場所を案内するボランティア養成するんだそうです。昨年えらいめにあったので断ろうと思ったのですが、今度は昨年の反省にたって、野外で鳥を見ながら話をして欲しいと言われたので引き受けることに。前日に1時間ほどで簡単なレジュメを作っただけで、あとはぶっつけ本番の観察会
講演内容:大和川でどんな種類の鳥が見られるかのリスト、その個体数の季節変化、いくつかのトピックという話題は用意しつつ。実際にはカモ類やサギ類やカモメ類やセキレイ類を見せていきました。まあ多少、説明の際に季節変化や大和川でのトピックを混ぜたくらい。
反省:実際に鳥を見せてるので反応は上々。誰かに大和川の鳥の説明をするなら…、てな調子で色々とネタを授けてたようなものでしたが、それもよかったと言われました。


2003年10月3日 15:00-15:25 第13回日本環境動物昆虫学会セミナー「身近な野鳥と蚊がもたらす新型脳炎 〜ウエストナイルウイルス対策を考える〜」

タイトル:「身近な鳥をめぐる防疫対策」
場所:関西大学100周年記念会館
聴衆:約80名(くらいかな?)
経過と準備:
6月に講演の依頼を受け、ウエストナイルウイルスについては何にも知らないからと断ったのですが、鳥の渡りの話と身近な鳥のモニタリングについてのコメントが欲しいとのことで、引き受けました。なんと講演要旨集を作るんだそうで、催促されて、ようやく9月9日に提出。その時に、約半日かけて鳥の渡りについて調べたので、それで話をすることに。実際の準備は前日2時間ほど。OHPを焼いただけ。
講演内容:お題は、渡り鳥が日本にウエストナイルウイルスをもたらす可能性があるかどうかと、日本にウエストナイルウイルスが侵入したかを知るための野鳥のモニタリング調査の可能性について、を頂いていました。近年、アメリカ合衆国にウエストナイルウイルスが侵入して、カラス類をはじめとして多くの野鳥が死んだのだそうです。で、野鳥の大量死のモニタリングの可能性が考えられているらしい。渡りに関しては、東南アジア方面から渡ってくる鳥は、ウエストナイルウイルスの感染域からは来ていない。むしろ今となっては北アメリカから来る鳥の方が、日本にウエストナイルウイルスを持ち込む可能性があるかもしれない。とした上で、渡り鳥を心配するなら、ペットとして大量に輸入されている鳥の方を心配するべきと指摘してみました。モニタリングに関しては、大量死があれば野鳥の会なり博物館なりに情報が来るだろうが、むしろ死体を集めてウイルスの有無をチェックするという体制作りの方が問題と指摘してみました。
反省:話が終わってから質問タイムがあって、会場からいろいろ質問がでたけど、大部分は蚊関係の質問なので退屈。と思ってたらウエストナイルウイルスの日本への侵入を阻止するにはどうしたらいいかという質問に答える羽目に。鳥からいえば、外国からのペットとしての輸入を禁止したらええねん、と大胆発言してみたり。


2003年8月2日 15:00-16:30 大阪市立自然史博物館 自然史講座

タイトル:「都市で見られる鳥の巣」
場所:大阪市立自然史博物館集会室
聴衆:50名
経過と準備:
特別展に合わせての話です。鳥の巣の話は、すでに展示解説を4回、原稿を3本、話を2回しています。というわけで、すでにかなり馴れているので、鳥の巣の話題一般から都市の鳥の巣話題を中心に選んで、いくつか論文をあたって、といった感じで、準備は前日の約半日のみ。通常、スライドなどで鳥の巣を見せるところですが、今回は特別展で実物を見てもらうために鳥の巣のスライドはなし。
講演内容:最初に鳥の巣一般の基礎知識を説明したのち、都市で見られる鳥の巣の形・巣材・巣場所を開設。さらに巣材への人工物の利用、人工建造物での営巣、都市鳥化などのトピックを説明。で、人との関わりなんかにふれておしまい。
反省:何度も似たような話をしているので、どこでどんなネタをふれば笑ってもらえるかも読めるくらい。話している方としては、ちょっとつまらないかも。でも、さらにネタを広げるほど鳥の巣に詳しくないし…。


2003年8月1日 10:00-11:50 大阪自然環境保全協会 シニア自然大学

タイトル:「鳥の巣の話」
場所:大阪市立自然史博物館講堂
聴衆:約100名(ってとこ)
経過と準備:
特別展の解説書の「鳥の巣についての基礎知識」の部分を解説をしよう。というわけで、解説書からのコピーで資料作り。準備に費やしたのは、前日の約半日でした。
講演内容:とにかく、特別展を見て帰れ、解説書を買え、を繰り返しつつ、目次に沿って特別展解説書「実物 日本鳥の巣図鑑」の第2章「鳥の巣についての基礎知識」を解説しました。
反省:おかげで解説書の売上も特別展への入場者数も増えました。が、ちょっと宣伝ばかりになった気もします。話した内容は、展示はしてあるけど、だーれも読まない説明系の部分なので、特別展を見る前振りとしてはちょうどよかったのでは?


2003年6月12日 19:00-21:00 自然史カレッジ@OCAT 淀川の自然

タイトル:「淀川の鳥」
場所:大阪市立難波市民学習センター(なんばOCATビル4階)
聴衆:約40名
経過と準備:
昨年に引き続き、OCATを会場にしての平日の夜の有料の講義シリーズです。今年のテーマは淀川。特別展の準備で頭は鳥の巣でいっぱいなのに、一日だけ強引に淀川の鳥の事を考えて準備をしました。持ちネタではないので、けっこう準備は大変。とにかく大阪の鳥にとっての淀川について考えて、スライドをセレクト。
 博物館以外の会場を使って、有料で(といっても資料代だけでっすが)、に、シリーズ講義をしてみようということになりました。初めて尽くしの企画で、春に生物シリーズ、秋に地学シリーズをやってみて。その経験を基に、今後の展開は考えよう、といった感じです。例によって持ちネタを話すだけなので、準備は前日1日のみ。それも主にスライドのセレクションだけ。
講演内容:大阪では数少ない広い面積の淡水域、草地、裸地が残された場所としての淀川、というのを中心に。淀川の主な鳥、観察ポイントなどについて、バラバラと話をしました。ついでに、淀川の哺乳類と両生爬虫類も少し紹介。
反省:やはり準備不足は否めない。なんとか話をしたけど、構成もバラバラ…。


2002年5月13日 17:45-18:30 学芸ゼミ

タイトル:「鳥の巣と人との関わり」
場所:大阪市立自然史博物館会議室
聴衆:学芸員、14名ほど
経過と準備:
とにかく特別展「実物 日本鳥の巣図鑑」の解説書の原稿締切が迫っています。そんな中でゼミなんかできるか!と思って、解説書の構想を話すことに。準備は前日半日だけ。
講演内容:解説書と展示の構成案の順に従って鳥の巣の話。テーマは、鳥の巣の定義・目的、鳥の巣の色々、営巣場所の変遷、人との関わりなど。
反省:特別展の内容がどんな感じかを学芸員が共有する上では有意義だったかも。でもゼミの本来の目的とは違うような…。


2003年4月12日 17:30-17:50 周防灘合宿勉強会

タイトル:「周防灘の鳥」
場所:大阪市立自然史博物館会議室
聴衆:友の会会員、約50名
経過と準備:
ゴールデンウィークに予定されている友の会の周防灘合宿の勉強会です。干潟を中心にまわるので、そこで記録されている鳥の情報をあさる。準備は2時間ほど。
講演内容:4月初めの下見の時に確認した鳥を紹介した後、行った先で見られそうな、というか見られたらいいなーというシギ・チドリ類を紹介。曽根干潟などは、探鳥地としても有名なので、関係資料を紹介しました。
反省:とりあえず記録のある鳥を紹介したけど、期待をあおりすぎたかも…。


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