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ラベルの書き方
まず前に述べた3項目を書きます。
1.採集年月日:2005年7月20日なら、20, July, 2005, July 20, 2005, 20, VII. 2005のように書きます。
2.採集場所:初めに都道府県名を書き、次に地名を書きます。いきなり小さな地名を書いても、他の人が見たときにどこなのかわかりません。「大阪府和泉市信太山」のように、知らない人でも地図で探せるように丁寧に書きましょう。難しい読みにはふりがなをつけるか、全体をローマ字書きにしてもよいでしょう。このような地理的な位置のほかに、標高や、「日当たりの良い道ばた」、「スギの植林の中」というようにその植物の生えていた環境も書いておくとさらによいでしょう。栽培植物の場合はそのことも必ず書き入れます。このようにていねいに書くと、採集場所の欄は2〜3行は必要になりますが、売っているラベルはどの欄にも1行ずつになっていて、実際の使用には不便ですから、図1のようなラベルを、ワープロなどを使って印刷して使うことをお勧めします。
3.採集者氏名:大阪花子、H. Osaka、どちらでもよいですが、H. O.のような省略はいけません。
これらに加え、標本にしてしまうと分からなくなってしまう情報、たとえば、花や果実の色、木の高さなども書き加えておくとよいでしょう。
ラベルにはこの他に和名、学名、科名などを書きます。これらは、標本が出来上がった後に調べてから書き入れても構いません。
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図1:標本ラベルの例.小中学生の場合は学名の欄はなくてもよい.(図をクリックすると大きくなります) |
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