宝塚ファミリーランドの
哺乳類骨格標本コレクション
コレクション数
187点

 平成15年4月に閉園した宝塚ファミリーランドでは、飼育していた動物が死亡した際、その死体を標本として残す努力を長年にわたって続けてきました。そして閉園に際し、その標本の多くが大阪市立自然史博物館に寄贈されました。とくに哺乳類の骨格標本は187点あり、頭骨を中心に世界各地のさまざまなグループを含む充実したものです。今回は、その哺乳類の骨格標本のすべてを展示します。

オオアリクイの頭骨
 オオアリクイは主にアリやシロアリを食べます。そのため、歯がなく、頭骨は細長く変わった形をしています。

カピバラの頭骨
 カピバラは、南アメリカにすむ世界最大のネズミです。他にも、アグーチ、パカ、マーラなど、中南米の巨大ネズミを展示します。



アジアゾウの頭骨
 巨大なゾウの骨は重くて運ぶだけでも大変です。鼻には骨がないので、骨だけ見てもゾウとは思えないでしょう。

キボシイワハイラックスの頭骨
 ハイラックスは、ちょっと太めで大きなネズミのような動物ですが、ゾウに近いグループです。いわば小さなゾウと言えるかもしれません。

<問い合せ先> 大阪市立自然史博物館 電話:06-6697-6221(代)
(1)「宝塚ファミリーランドの哺乳類骨格標本コレクション」については
(2)「梅谷繁雄昆虫類コレクション」については
総括担当者 樽野博幸
動物研究室 和田 岳
昆虫研究室 金沢 至