平成15年4月に閉園した宝塚ファミリーランドでは、飼育していた動物が死亡した際、その死体を標本として残す努力を長年にわたって続けてきました。そして閉園に際し、その標本の多くが大阪市立自然史博物館に寄贈されました。とくに哺乳類の骨格標本は187点あり、頭骨を中心に世界各地のさまざまなグループを含む充実したものです。今回は、その哺乳類の骨格標本のすべてを展示します。
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オオアリクイの頭骨
オオアリクイは主にアリやシロアリを食べます。そのため、歯がなく、頭骨は細長く変わった形をしています。
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カピバラの頭骨
カピバラは、南アメリカにすむ世界最大のネズミです。他にも、アグーチ、パカ、マーラなど、中南米の巨大ネズミを展示します。
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アジアゾウの頭骨
巨大なゾウの骨は重くて運ぶだけでも大変です。鼻には骨がないので、骨だけ見てもゾウとは思えないでしょう。
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キボシイワハイラックスの頭骨
ハイラックスは、ちょっと太めで大きなネズミのような動物ですが、ゾウに近いグループです。いわば小さなゾウと言えるかもしれません。
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