実習生・職業体験生の日誌

2024年度 博物館実習 2日目(1月12日)「はくぶつかん・たんけん隊」

こんにちは、1/12博物館実習2日目のブログを担当する追手門学院大学のK.Yです。

 本日は「はくぶつかん・たんけん隊」というイベントの補助スタッフを体験させて頂きました。

以下、イベントの説明↓

 「はくぶつかん・たんけん隊」とはいわゆるバックヤードツアー的なイベントで、収蔵庫や研究室の様子など普段見る事のできない博物館の裏側を学芸員さんとの説明を聞きながら探検しようというものです。時間は午前と午後1回ずつあり、対象は小学生以下の子供30人くらいとその保護者さんです。子供はわんぱくで全員連れて回るのは難しいだろうという事で、A~Cの3つの班に分け10人くらいで行動します。保護者さんは班分けせず全員でたんけんします。

以上、説明終わり

 私は午前も午後も子供班の補助を担当しました。補助スタッフは同じ実習生3人と友の会のボランティアさん3人の計6人です。私達の仕事は、子供に対して「学芸員さんの説明聞いてね」と言ったり、しんどそうな子がいたら声をかけるという事だったり、スムーズな移動ができるように先回りして扉を開けておくといったようなことです。

まず初めの初めに、私は同じ班で補助をする実習生2人を見つけるのに苦労しました。というのも、自分は1日目を風邪で休んでおり、実習生とも話しておらず、情報も何も持っていなかったので、1日目がどんな様子だったのか聞くためにも早く仲間を探さなければという気持ちで実習生が下げている名札を横目で確認し、同じ班の実習生を捜索していました。結果、2人のうち1人は髪の短い男子で、もう1人は髪の長い女子でした。話してみると一日目の様子や実習において覚えておかなければいけないことを教えてくれて安心しました。2人ともしっかりしており、自分も緊張しながらもしっかりしなければならないと思い身を引き締めました。

「はくぶつかん・たんけん隊」の受付が始まると、一旦班の二人とは離れて、受付を終えた子供と保護者さんを、ホールに誘導する係に回り、子供達にはこのイベントは長いからトイレ行っとこうねといった注意事項を説明していました。そのあと、もう一度学芸員さんからこのツアーの説明と、学芸員さんと補助スタッフ含めた自己紹介が終わり、いよいよ「はくぶつかん・たんけん隊」が始まりました。

最初は私自身が子供たちに緊張していましたが、ツアーが進むにつれ会話も増え、自然と緊張もほどけてきました。友の会のボランティアの人たちにいろいろ教えてもらいながら、うまく補助できていたと思います。しかし、うまくできていないこともありました。収蔵庫で子供10人が標本を見る時、通路が狭いため子供全員が見られない事があります。私はそういう時どうすればいいのかわからず、言葉をかけられませんでした。そんな時、実習生の髪の長い女性の方が「一回標本を見た子は次の子に代わってねー」と子供たち全員に言ってくれました。その一声が頼もしかったです。それからは自分も声を出すようにしました。その女性の方は子供の扱いに慣れているのか自然に子供と馴染んでいたように思います。

そんなこんなで、「はくぶつかん・たんけん隊」の収蔵庫・研究室説明は進んでいきました。学芸員さんの説明は私たち実習生の間でも知らないことが多いため勉強になりましたし、それが話題となり、実習生間の距離も縮まりました。

このイベントの中で、印象に残っているのは、標本にするフクロウなどの鳥や、イタチなどの動物が机の上に並んでいる研究室でした。そこにいた学芸員さんが子供たちに向かってこれは何という生き物でしょうかクイズを始めた時、私はほぼわからなかったのですが、子供たちは次々に並べられた動物の名前を当てていき、驚愕しました。さすが博物館に来る子供たちだなあと思い感服しました。

 午後は、実習生の女性の方が大人の補助スタッフに行くこととなり、男子二人になってしまいましたが、午前中で一度経験した慣れもあり楽しく補助スタッフをさせていただきました。

 

実習二日目(私は風邪のため1日目)という事もあり、実習生の人たちともまだ関わりがなかったのですが、喋れる人が増えてよかったと思いました。この後、三日間の実習がありましたが、どの日も楽しかったです。

これにて私のブログは終わりとします。お読みいただきありがとうございました。

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