実習生・職業体験生の日誌

2025年度 冬季博物館実習4日目(1月14日)(貝)

皆さんどうもこんにちは!

2025年度 冬季博物館実習の4日目のブログを担当させていただきます、4班所属の近畿大学のO.S.と申します。

実習4日目となる1月14日は、動物研究室の石田学芸員のご指導のもと、標本の移動作業、貝殻標本の容器入れ替え作業と標本データの入力作業をお手伝いさせていただきました。

作業に入る前に、白く劣化してボロボロになった貝殻の標本などの様々な貝類の標本を見せていただき、貝殻標本についての基本的な説明をしていただきました。

標本の移動作業は収蔵庫の上層にある陸貝類の貝殻標本を下層に移動させていく、という流れをひたすら繰り返していく作業でした。こう聞くと単調でつまらないという印象を受けるでしょうが、陸貝の標本を運びながら見ることができ、その大小、形が様々な貝殻を見ると、引き込まれるようで見ていて飽きませんでした。標本の移動作業が終わると、標本を仕舞っていた棚を外に運び出す作業をさせていただきました。これもあまり楽しそうに思えないかもしれませんが、普段なら触れることが許されない貨物用エレベーターを操作することができ、1日目、2日目の施設紹介では通らなかったルートや部屋を歩くことができたため、刺激的な体験だったと思います。

その後は、梶山彦太郎さんという、50年以上前に大阪平野のおいたちの解明に尽力した方の巻貝の標本コレクションをガラス容器からプラスチックの容器に入れかえ、それぞれの標本に仮ラベルを付ける作業を行い、それらの種名、採集地などの標本の元ラベルの情報をパソコンで入力するという作業を行いました。

元ラベルに書かれている内容は、字が小さくてつぶれていたり、旧字体を使っていたりしていて読み取りが困難なものもあって入力作業はなかなか難しかったですが、読めないときは石田さんを頼ると、とても親切丁寧に教えていただけたため、安心して作業を行うことができました。また、巻貝には面白い和名のものが多く、「この貝の名前は何に由来しているのだろう」と考え、想像を膨らませるのがなんとも楽しいものでした。貝類に興味があまりない人からすれば、地味な分野だと思われるかもしれませんが、多種多様な貝類に触れる体験をすると、貝類も他の生物と同様に奥が深く、魅力にあふれているということが分かると思います。作業が終わると、容器を入れ替えてデータ入力した標本を棚に戻しに行きましたが、その周辺にある棚もすべて梶山さんのコレクションであり、まだ別の場所にも標本があることを教えていただき、梶山さんの偉大さ、または博物館での標本整理の大変さを思い知りました。この日の作業は様々な貝類と触れあいながら、学芸員が現場で行っていることの一端を知ることができたので実習生として非常に有意義な時間を過ごせたと思います。

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