2022年度冬期博物館実習5日目(1月11日)
神戸大学のM.Kです。
実習4日目、私たちの班は学芸員の佐久間さんと一緒に被災した植物標本を現地に送り返すための作業をしました。具体的には、泥水に浸かってしまった標本を乾燥させたものを状態や番号などを確認して袋に入れて段ボールの箱に詰めるという作業をしました。
標本の状態はとても綺麗なものからカビの生えてしまっているもの、泥がたくさんついているものなど様々でした。私はカビが少し生えてしまった標本をとても汚れていると思っていたのですが、被災した標本にしては綺麗な方だというのを知り驚きました。
標本は乾燥した植物なので見ていてもあまり面白くなかったのですが、標本を挟んでいる新聞紙がとても古いものだったので、掲載されている記事や広告を見るのがとても楽しかったです。中には明治時代や大正時代の新聞もあったので、挟まれている植物の標本と同じくらいの価値が新聞にもあるのではないかと思いました。
地味な作業でしたが、被災した標本を返却する手伝いができたと思うと嬉しいです。