2025年度 秋季博物館実習 5日目(10月12日)

皆さんこんにちは。5日目のブログを担当する、大阪公立大学のS.Kと申します。

今日の実習では、友の会秋祭りの手伝いに加えて、砂絵とモザイクアートの作成を体験しました。

まず、参加者の方々より一足早く開催地である道明寺駅に集合し、一日の流れについてミーティングを受けました。

その後、会場となる河原に向かい、砂絵用の砂をふるいにかける班、受付を行う班、駅から会場まで参加者の方を案内・誘導する班に分かれました。(私は誘導班でした)そうしてしばらくはイベントの手伝いをし、いよいよイベントが始まる…という段階になって、問題が起きました。前日から天気が不安視されており、当日も曇りが続いていたのですがここに至って雨が降り出したのです。雨は普通くらいの強さだったのですが河原にはほぼ屋根がなく、降り続けば川が増水する危険もあるため、当初の予定より巻き気味で進行することに。幸い雨は砂絵の時間が終わるころにはほぼ降りやんでいましたが、その後も不安定な天気が続いていました。

とまあ、一波乱ありつつも無事に砂絵が完成し、次はいよいよモザイクアートの作成になりました。モザイクアートは河原の石を色ごとに集め、地面に敷かれた下絵に沿って配置する方法で作成したのですが、これがとてもスムーズに進みました。こうして、余った時間でさらなるクオリティアップを行った結果予定よりもちょっぴりゴージャスなアートとなり、みんな大満足の成果となりました。

今回のイベントではこれらの作成体験に加え、同行されていた学芸員の方々がモザイクアート用の石についての説明をしてくれたり、川に投網をして取れた生物を観察したりするなどの体験ができ、楽しみながら今回の舞台である石川を中心とした自然に親しめるイベントになっていました。私個人としても非常に楽しく参加でき、また初日のオリエンテーションで力を入れていると教わった教育普及活動をスタッフ・参加者両方の面から体験したことがとても参考になりました。

その後は実習生全員で落し物チェックとアートの解体を行い、無事にイベントは終了となりました。

総じて、これまでの実習とは一風変わった内容でしたが、新鮮な経験をしただけでなく実習で学んだこととリンクできる場面もあり、非常に有意義な時間を過ごすことができたと感じました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。