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大阪市立自然史博物館では、平成14年7月6日(土)から9月1日(日)まで、花と緑と自然の情報センター2階のネイチャーホールにおいて、特別展「化石からたどる植物の進化−陸に上がった植物のあゆみ−」を開催します。
今回の展覧会では、地球最初の森をつくった4億年前のシダ植物の幹と長さ1mの担根体(たんこんたい)、2億3千万年前の直径110cmの巨大珪化木(けいかぼく)、最初の種子植物の種子など、約500点の植物化石を展示し、実物の化石を見るだけでなく、実際に触れていただき、植物が藻類からどのように進化して陸上へ進出したのかを楽しくわかりやすく紹介します。
また、会期中には関連事業として、初期の陸上植物、被子植物の起源などについての講演会や講座などを開催し、植物の進化をより詳しく紹介します。
陸上植物は約5億年前に水中から陸上へ進出し、緑豊かな地球環境をつくりだしてきました。地球の誕生は46億年前ですから、約40億年は緑のない地球であり、植物が5億年の歴史を通して、今日の地球環境を作り上げてきたと言えます。しかし、人類は猛烈な勢いで地球環境を変えてきました。市民のみなさんに、地球環境をつくりだした植物の進化の重みを化石からたどっていただき、地球環境について考えていただく機会にしたいと考えています。
1 名 称 特別展「化石からたどる植物の進化−陸に上がった植物のあゆみ−」
2 期 間 平成14年7月6日(土)〜9月1日(日)
3 休 館 日 毎週月曜日
4 開館時間 午前9時30分〜午後4時30分(入館は午後4時まで)
5 会 場 大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール
(花と緑と自然の情報センター2階)
所在地:大阪市東住吉区長居公園1−23(長居植物園内)
最寄駅:地下鉄御堂筋線「長居」駅、徒歩 10分。JR阪和線「長居」駅、徒歩15分。近鉄南大阪線「矢田」駅、徒歩15分。
6 主 催 大阪市教育委員会・大阪市立自然史博物館
7 観 覧 料 大人400円。高校・大学生300円。
中学生以下、障害者の方、大阪市内在住の65歳以上の方は無料。
8 展示する標本点数 約500点
【展示内容】
1 植物化石のいろいろ
2 植物化石のでき方
3 植物の起源
4 陸に上がった植物
5 地球最初の森
6 種子植物の誕生
7 ゴンドワナ大陸の植物
8 裸子植物の繁栄
9 日本の中生代植物化石
10 被子植物の誕生と繁栄
11 日本の新生代化石植物群
12 生きている化石植物(生品展示)