冬季博物館実習 5日目(植物)
皆様こんにちは!今回のブログを担当する1班所属O大学3回博物館実習生のUです。
本日私が担当したのは、植物標本作成の過程で行う科のソーティング作業のお手伝いです。
ソーティングとは、保管している膨大な資料(今回であれば寄贈された植物標本)を一定の分類体系に従って仕分け・整理する工程のこと。大阪自然史博物館には収蔵庫全体で約40万点もの植物標本があり、分類が完了していないものはなんと3万点もあります。これだけでも恐ろしく多い数字に見えますが、日を跨ぐにつれ新しい寄贈標本がどんどん舞い込んでくるため、完遂への道のりはより険しいものとなっています。
さて、気になるソーティング作業ですが、端的に言うならば体力・根気・知識が試される地道な作業です!
というのも寄された標本は分類されていないものが大半で、我々は植物をしっかりと見極めて正確にソーティングする必要があるのです。では、具体的にどれぐらいの科があるのかるのかというと、”200科‘’を超えるグループが存在します!!
ソーティングの際はこの膨大な資料分の科を見分け整頓する必要があるということです。これだけでも学芸員さんの仕事の大変さがひしひしと伝わってきますね。今回、そうした業務のお手伝いをさせて頂いたわけですが、やはり一筋縄ではいきませんでした。まず、前述したように科の分類が難しいです。ほんの少しコツを掴んだ後半でさえ私が見分けることができたのはイネ科・キク科・ヤマノイモ科・タデ科のたった4種類でした。そして同時に、標本の分類のため常に動き回っていたためかなり体力を消費しました。一方業務に関しては、担当して頂いた学芸員(長谷川さん)の心強いアドバイスと温かいご指導に助けられ、予定していた数のほとんどを終わらせることができました!
本日の実習を通じて、博物館の裏側を支える地道な努力と、学芸員という仕事の専門性の高さを肌で感じることができました。膨大な標本を一つひとつ丁寧に整理し未来へ繋いでいく作業の一端を担えたことは、私にとって大きな財産です。そして、その過程の重要性に気づくとともに、全力を尽くしたことで大きな達成感を感じています。


