2026年度 夏季博物館実習3日目(8月21日)
こんにちは。2026年度 夏季博物館実習の3日目のブログを担当します、4班所属のN大学のN.S.と申します。実習3日目は、動物研究室の和田学芸員のご指導のもと、ワラビーの骨を洗う作業と羊の骨を並べる作業を行いました。
午前中は、ワラビーの骨を洗う作業を行いました。骨を洗う際の注意点として「壊さない・失くさない・混ぜない」の3つを意識しながら、一つひとつ丁寧に作業を進めました。今回洗ったのは若い個体の骨でした。その中で、骨の状態からその個体の成長段階を知ることができるとお聞きし、骨を観察することでその個体についてさまざまなことが分かる点が面白いと感じました。さらに、大きな骨だけでなく、米粒よりも小さな骨がたくさんあったことも印象的で、1個体が大きさの異なる数多くの骨から構成されていることを実際に見ることができました。長時間水を使うため手がしわしわになりながらも、一つひとつの骨を丁寧に扱う必要があり、大変な作業だと感じました。
午後は、事前に洗ってあった羊の骨に付着している白色の死蝋(脂肪がけん化したもの)を、金属製の器具ではぎ取る作業を行いました。標本を保存できる状態にするまでには、さまざまな作業が必要なのだと感じました。その後、イノシシの標本をヒントに、二手に分かれて羊の骨を並べました。私は肋骨を担当しました。羊の肋骨をよく観察すると、骨の向きをそろえて太さを比べることで、徐々に細くなっていることが分かりました。和田学芸員からいただいたヒントも踏まえながら、順番に並べることができました。
その後は、収蔵庫を見学しました。哺乳類・鳥類の標本は、一般収蔵庫・特別収蔵庫・液浸収蔵庫の全てを使って保管しているとお聞きしました。一般収蔵庫には骨格標本、特別収蔵庫には剥製、液浸収蔵庫には内臓など、さまざまな標本が保管されていました。特に骨格標本は、組み立てるとかさばることに加え、キリンやクジラ、カバなどの大きな動物では、組み立てていない状態でも多くのスペースを必要とすることが分かりました。そのため、標本の収集・保管には、収蔵スペースの確保も重要なのだと改めて実感しました。
今回の実習では、骨を洗ったり並べたりする作業や収蔵庫の見学を通して、標本を保存・管理していくことの大変さを実感しました。貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。


