博物館実習(2019 1/13)

午前中は大阪市立自然史博物館についてのお話しを聞き、博物館の施設の紹介をしていただきました。
大阪市立自然史博物館には15人の学芸員の方が居て、昆虫・動物・植物・地史・第四記の5つの部門に分かれて研究を行っており、それぞれの学芸員の方が3つ以上の研究テーマを持っていて専門分野以外の研究テーマを扱うことがあるという話を聞きました。その話を聞いて、学芸員になるには好きなことを研究するだけではなく専門分野以外のことも研究するために多くの知識が求められ、様々なことを勉強しなければいけないと思いました。
また、大阪市立自然史博物館で収集保管されている資料総数は約200万点ほどあることや、その中でも展示されているのは約2万点であること。博物館では資料収集の一環として自然史科学に関係した図書資料を収集しており、現在約20万冊の図書資料を収集保管しているという話を聞き、研究を行うためには標本などの資料以外にも、その研究分野においての最新の情報が大事なんだなと思いました。
その他にも、大阪市立自然史博物館では普及教育活動もたくさん行っていて、その活動は子供に自然や生き物に興味を持ってもらうような行事や大人向けの行事だけでなく、友の会やサークルを知ってもらうことやその活発化・コミュニティー全体の活性化を目的としたフェスティバルなどの開催も行っているという話を聞きました。
学芸員の方の仕事が研究だけだと思っていたので、研究以外にも普及教育活動の企画を考えたり、活動に参加したりと、すごく多忙なのだなと思いました。
午後からは明日(1/14)に行われる「博物館探検隊」という子供たちに博物館のバックヤードを見学してもらうイベントの研修を行いました。
まずは、私たち実習生と一緒にイベントのサポートをしていただく補助スタッフの方とのあいさつを行い、どのようなことに注意するべきなのかなど打ち合わせを行いました。
その後、イベント当日に通るルートを補助スタッフの方と見学しました。
また、当日は見ることのできない一般収蔵庫の2階を見学させていただき、そこで学芸員の方にオオツノジカの角の化石を見せていただきました。その化石は50~60年前に発見されたもので、最近研究を終えたという話や研究は長い年月をかけて行われるため資料と一緒にデータラベルを残す必要があることなどを教えていただきました。
(龍谷大学 IM)

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