2019年度 博物館実習 冬季一般コース 5日目

博物館実習5日目、最終日でした。本日も昨日までと同じく、4班に分かれての作業となりました。私たちの班は、昆虫標本を扱いました。始めに、収蔵庫へ出向き昆虫標本が収蔵されているエリアを見学させていただきました。チョウやガ、カマキリなど、様々な昆虫の標本を拝見しましたが、そのなかでもテナガコガネが特に印象に残っています。テナガコガネは、私の知るコガネムシとはサイズがまったくの別物でした。あまりの大きさにカブトムシかと思ったくらいです。
収蔵庫の見学後は、標本の整理作業をお手伝いさせていただきました。収集家の方から寄贈されたハチの標本にラベルを追加し、白箱に並べていきました。今回付けたラベルは、博物館の台帳のデータと標本の照合を可能にするためのものです。こうしたラベルを標本に付属させることで、標本の検索をより簡単に行えるようになります。
お昼休憩をはさみ、次の作業に移りました。午後の最初の作業は、写真展示の準備でした。写真とは、博物館友の会の方が撮影された植物や昆虫などの写真です。これらの写真は近々開催される友の会総会で展示されます。準備作業はいくつかの担当に分かれましたが、私は写真を黒色の台紙に貼り付ける作業をしました。
その後は、午前中の作業の続きを行いました。最終的に、収蔵庫から出してあった分の整理を時間内に終えることができて達成感を得ていましたが、実はまだ収蔵庫に今日整理した分の5倍ほど残っていることを聞かされ、まだまだ先は長いことを知りました。
この度の実習では、学芸員の皆様をはじめとして、スタッフの皆様、友の会の方々など多くの方のお世話になりました。様々なことを学ばせていただき、感謝申し上げます。こちらでの経験を今後に幅広く活かしてまいりたいと思います。本当にありがとうございました。
大阪大学 I・Y

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