博物館実習 2025年度夏季 1日目
こんにちは。関西学院大学のA.Nです。
本日から2025年度夏季一般コースの博物館実習が始まりました。今日はオリエンテーションということで、午前中に博物館の大まかな概要を学び、午後に収蔵庫や展示室を見学させていただきました。
収蔵庫見学にて、収蔵庫に今まで知識としてしか知らなかった専門内外の標本がずらりと並んでいる光景はまさに圧巻でした。歴代の学芸員の方が収集された彼らの専門分野のコレクションや、収集家の方の寄贈によるコレクションの解説を聞く中で、”コレクションの数は愛の数である”という表現に感銘を受けました。見学を通じて、このようにそれぞれの専門家・収集家の個々の収集活動が徐々にコレクションとして蓄積し、それらが一堂に会することでコレクションが充実していくさまがまさに博物館が”博物”館たる由縁なのではないかと実感しました。
また、今まで来館者側としてみていた博物館展示は、学芸員として管理する視点でみるとメンテナンスの難しさを課題としてはらんでいることを知りました。授業で得た知識と現場での実際との違いを体感し、見て、感じ、考えることの大切さを改めて認識しました。
この実習で得られる体験をできるだけ今後の学習活動などに活かせるよう、残りの4日間も取り組んでいきたいと思います。


