2025年度 夏季博物館実習5日目 (8月24日)

こんにちは、追手門学院大学のT.Kです。

本日は博物館実習の最終日で、「自作トラップでウミホタルの観察にチャレンジしよう」というイベントにサポートとして参加させていただきました。このイベントは、自分で作成したトラップを使ってウミホタルを捕まえ、観察するという内容で、参加者が一からトラップを作ることで構造を理解できる点も大きな魅力となっています。今回は小さなお子様からご年配の方まで幅広い年齢層の方々、約70名が参加されました。

会場では、誘導中にイベントに参加されていない一般の方からもご質問をいただき、多くの方に関心を持っていただける催しであると実感しました。サポートの役割としては、参加者が安心して体験できるよう見守りを行い、採取されたウミホタルを希望される方にお配りすることもありました。ウミホタルを手にした参加者の方々がとても喜ばれている様子を見て、やりがいを強く感じました。

イベントの冒頭では、イラストを用いたわかりやすい解説が行われ、初めての方でもウミホタルについて理解を深められるよう工夫されていました。トラップ設置では、ウミホタルが気づく程度の臭いを出すことが大切で、エサにはカニカマやソーセージなど身近な食品が使われたため、虫が苦手な方でも抵抗なく取り組むことができました。さらに、質問タイムでは多くの疑問が飛び交い、自分では気づかなかった視点を共有できる点も非常に有意義であると感じました。

今回このイベントに参加し、教育普及活動を実際に体験するとともにサポートしたことで、参加者としての視点と運営側の視点の両方を理解することができました。また、参加者の皆さんが自分でトラップを作り、熱心にウミホタルを採取・観察する姿を見て、楽しみながら学ぶことの大切さを改めて実感しました。