2025年度 夏季博物館実習5日目

こんにちは!実習5日目のブログは京都大学のR.F.が担当します。

最終日にあたる8月24日は、友の会行事のウミホタル観察会をサポートしました。こちらの行事は友の会のイベントでも特に人気で、希望者の多さから抽選にもなるそうです。今回は約70名の方々が参加されていました。

実習生の役割は、参加者の皆様への資料配布や誘導など諸々のサポートでした。駅から会場までの誘導時には事故が無いよう横断歩道での案内なども実施しました。

参加者の皆様と共にせんなん里海公園に到着し、引率の学芸員、評議員の皆様の案内のもと、日暮前の海岸で観察会がスタートしました。友の会の会長でもある鍋島評議員による手作りボードやイラストを用いた解説で、楽しく学んでいきます。解説が終わるころには日も暮れ始め、いよいよトラップを仕掛ける時間になりました。

今回の行事のタイトルは、「自作トラップでウミホタルの観察にチャレンジしよう!」です。参加者の皆様がご自身でトラップを作成し、観察するというのが今回の趣旨でした。趣向を凝らしたトラップを各自思い思いの場所になげ、十数分待つ事でウミホタルが集まるのを待ちます。回収時間には各所で歓声が聞こえ、参加者の皆様が楽しまれている様子を伺えました。

観察後には再び鍋島評議員による解説と質問コーナーが設けられ、飼育などについても諸注意がありました。参加者の皆様も観察中に生じた疑問などを次々と質問し、活気あふれる中、観察会が終了しました。

この日は私たち実習生も参加者として採集にチャレンジし、無事多くのウミホタルを観察することができました。これまで4日間の実習では裏方の仕事を見せていただく機会が多かったですが、今回こうして一参加者として友の会行事を見学することで、博物館の持つ様々な役割を、新たな視点から学ぶことができたと感じております。最後に実習生である私たちに貴重なお時間を割いて様々なことを教えてくださった学芸員・評議員の皆様、実習生を暖かく受け入れてくださった行事参加者の皆様に、厚くお礼申し上げます。