2026年度 博物館実習 4日目 (8/22)
皆さん、こんにちは。2026年度博物館実習2班4日目のブログを担当させていただく、鹿児島大学所属のOAです。
実習4日目の8月22日には、藤江学芸員のご指導のもとで、甲虫をはじめとした昆虫標本の整理や博物館の展示室で使用している昆虫標本の点検、博物館に寄贈される昆虫標本の搬入のお手伝いをさせていただきました。
実習の初めに、博物館が所蔵している甲虫標本の保存方法についての説明を受けました。大阪市立自然史博物館の収蔵庫内には、甲虫標本だけでも、100万点近くあるとお聞きし、その標本数に圧倒されました。また、これらの昆虫の標本は、学芸員が自分で収集したものばかりでなく、寄贈されたものも多くあるということを学び、博物館と地域のつながりの重要性を感じました。しかし、博物館の収蔵庫にて保管される標本はドイツ箱で保管されるが、ドイツ箱とは異なる箱で保管されている標本もあるため、そのような標本をドイツ箱で保管して、無駄なスペースを収蔵棚に作らないようにするための移し替えの作業もする必要があると学びました。
この説明を受けて、午前中の作業である甲虫標本のドイツ箱への移し替えの作業を藤江学芸員のご指導のもとで、行いました。甲虫標本は、非常に壊れやすいため、移し替えの作業の際には、標本を傷つけたり、壊すことのないよう丁寧に扱うことだけでなく、標本を移し替えるときには、同じ種のものは同じグループでまとめて保存するなど、保存するうえで大事なルールについても学ぶことができました。
午後の作業では、子供たちを対象にした昆虫標本の観察コーナーで扱う昆虫標本の点検を行いました。そこでは、昆虫のグループごとで分類して片付けられておらず、乱雑なかたちで片付けられていた標本の整理と傷ついたり壊れてしまっている標本の回収を行いました。この作業の時に、カブトムシやトンボなど子供たちに人気の高い昆虫の標本は子供たちの取り合いなどで乱暴に扱われることも多いため、標本を取り替えてもまたすぐに壊れてしまうこともあることもあると藤江学芸員から説明を受けました。午後の最後の作業では、今回の実習の翌日に行われるイベントの準備と博物館に寄贈される方の標本の搬入作業のお手伝いをしました。搬入作業のお手伝いの際には、寄贈される標本の数の多さと種類の豊富さに圧倒され、地域の人たちとのつながりの大切さを実感しました。
私は、昆虫に関する専門的な知識がそこまであるわけではないのですが、今回の実習では見たことのない昆虫たちに標本というかたちで出会うことができ、とても充実した1日を過ごすことができました。また、藤江学芸員をはじめとした大阪市立自然史博物館の学芸員の皆さまの丁寧なご指導のおかげで、学芸員のもつ役割をより深く学ぶことができました。


