博物館実習3日目 3班 2015/8/21

博物館実習も3日目を迎えました。
実際に博物館の中でこういった実習を行うのは初めてだったのですが、非常に重要で学芸員なら常に考えておかなければならない項目が本当にたくさんあることに気付かされました。例えば展示方法では、展示物を設置する際大人の目線で配置を決めがちですが、実際は子どもや車いすに乗った方も来館されるので、それぞれの目線に合わせた配置になるよう工夫を行う必要があることを知りました。また展示ブースの掃除をする際にも敢えて開館時間に行うことで展示物をガラス越しではなく直接見てもらったり、コミュニケーションをとることでメンテナンス中であることがむしろ「ラッキー」であったと感じてもらい、また博物館にお越しいただくといった工夫も行われていました。そして展示室の清掃を行って感じたのが、展示室のメンテナンスをより容易に行うことが出来るような設計にするかということを最も重要視する必要があるということです。電球の交換が容易ではない、入り口が狭く片側にしかないなどといった問題のせいで余計な時間と労力が必要になるということを実感できました。
このように学芸員の方から説明を受け、共に行動する中で「お客さん目線」では絶対に気付くことが出来ないような細かい配慮や努力が裏にあるということに衝撃を受けました。また博物館で不足している「人手」「資金」「スペース」すべてについてそれらの不足を実感することが出来たので、3日目にして非常に重要なことを学ぶことが出来たと思います。残り2日となってしまいましたが、このような貴重な機会を無駄にしないようしっかりと学んでいきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です