博物館実習4日目 2班
あっという間の実習4日目です!
午前中は、液浸標本のエタノールを継ぎ足す作業をしました。
昆虫や植物とは違い、乾燥させて保存することが出来ない無脊椎動物は、アルコールを浸した状態で保存します。私たちが担当した棚の無脊椎動物は、普段の生活ではなかなか見かけないような生き物ばかり。「ええっこれが生き物!?」って思うような姿かたちのものが所狭しと並べられていて、なんとも不思議な空間でした。さて、標本の中にはアルコールではない液体に浸してある場合もあり、中の液体が何なのかを臭いで嗅ぎ分けるのですが……うーん、いろんな臭いが混じってよく分かりません。学芸員の石田さん曰く、「アルコールはサラサラしてるから、慣れると目で見分けられるようになるよ」とのこと。うーん……やっぱり分からない。精進します!
午後からは、イカの顎盤(からすとんび)の標本写真を撮影しました。
約1000個体分ものからすとんびが、1頭のマッコウクジラの胃から出てきたというのですから、驚きです! 一生のうちでこんなにも大量のからすとんびを見るなんて、思っても見ませんでした。1種ごとに台の上に綺麗に並べて、写真を撮っていきます。写真はいつか常設展で展示する予定とのこと。楽しみです!
さて、実習もとうとう明日が最終日です。名残惜しいですが、最後まで頑張ります。