令和元年度 博物館実習5日目

博物館実習5日目は標本同定会の受付・案内と見学を行いました。
午前中は同定会見学として参加させていただきました。参加者の様子を見ていると子供から大人まで幅広い年齢層が参加されまた各自持ち込むものとしては、標本や現像された写真、デジタルカメラといった部類に分かれていました。それらを調査する専門家と学芸員の方たちは書物と見比べる方法の他、顕微鏡やルーペを使い植物や生物の名前、またその特徴やおすすめの保管方法を伝えていました。
午後からは13:00から14:00までを受付、14:00から15:00までは案内を担当させていただき、ここでは参加者との直接的な会話が行われ、一種類の標本だけでなく二種類以上を持ってこられる方が多く見られました。
15:00から16:00までは参加者の人数が徐々に減っていくに連れ、専門家同士が会話を行う場面が多く見受けられこういった場面で情報交換や交流を行っているのだと感じました。また、同じく同定会の参加者同士も専門家に尋ねた後、他参加者の持ってこられた標本等を見せ合っている場面や、参加者の方が個人的冊子を手作りし専門家の方が興味深げに見ておられるといった場面にも遭遇する事がありました。
その後学芸員の方達が集まる反省会にも参加させて頂き、前年に比べた参加者数や、学芸員が参加者の標本からの発見などを述べていました。
5日間の博物館実習を通して、標本同定会や友の会でのイベントなどといった学芸員の方達の仕事内容を直接的に見れる機会と図書や工具整理、標本整理等といった裏方の細かい作業までを多く知れる機会と経験、実際に学芸員の声聞く機会を作って下さった事で博物館としての重要な役割と学芸員の方の存在意義を多く感じる事ができました。
(2班 K大学 Y.O)