2019年度 博物館実習〜冬季一般コース〜 1日目

 実習1日目の午前は、学芸員の方から実習や博物館の概要を説明していただきました。現在の博物館の現状や施設ごとの管理局や学芸員の扱いの違いなど、大学の授業では学べないお話をお聞きし、よりリアルな博物館を知ることができました。
 午後はまず、展示室の見学から始まりました。学芸員の方によるユーモアたっぷりの解説付きの展示見学は博物館の1ファンとしても本当に貴重な体験でした。解説の内容としては、主に展示の施工や管理を中心にお話していただき、展示をする側の苦労や考え方の一端に触れることができました。特に興味深かったのは地域による来館者の違いについての話で、学芸員の方は博物学だけでなく「来館者の行動学」に関するプロフェッショナルでもあるという印象を受けました。
 展示見学の後は、明日の実習内容であるバックヤードツアーの引率の研修を行いました。収蔵庫の中を見せていただいたりと非常に魅力的なものだったのですが、ツアーの詳細説明等についてはネタバレせずに次の担当に任せたいと思います。
 実習ならではの学びを多く得ることができた初日であり、これからの4日間が非常に楽しみになりました!
京都大学 K.D.

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