2021年度夏期博物館実習2日目(8月18日)

2021年度夏期博物館実習2日目(8月18日)のブログ担当、T大学のK.A.です。
実習2日目は、事前課題で作成した自然史科学分野の特別展の企画を各自が発表するというものでした。また、発表後には実習生どうしや学芸員の方からの質疑や講評の時間もありました。
私は、「あつまれ!海のいきもの展」と題して、海洋生物の生態系などについて扱う特別展を企画しました。大学の授業課題でも何度か特別展の企画はしたことがありましたが、やはり自らテーマを設定してそれに基づいた展示を企画・構成するのは難しい点も多いなと感じました。それと同時に、0から展示を企画していくということの奥深さや楽しさもこれまでより一層感じられたように思います。
発表後には、学芸員の方から、幅広いテーマであるため全てを扱うのは大変であり、伝えたいメッセージを絞ることが必要とのアドバイスをいただきました。また、ほとんどの実習生の企画において、広報の戦略が弱いとのご指摘も受けました。自分の発表に対するものだけではなく、他の実習生の発表に対する質問やアドバイスも非常に参考になるものばかりでした。
特別展の企画に限らず、研究のアウトリーチなど、人に何かを伝える際にも活かしたいと思います。サイエンスコミュニケーションにも興味があり、こうした知識や能力は今後もしっかりと鍛える機会を作りたいです。
対面での実施ができなかったため現場を実際に見たりすることはできず、少し心残りもあります。しかし、今回の博物館実習を通して、他の実習生の発表や学芸員の方々からのご意見を聴くことで様々な視点があるということを再確認でき、多くのことを学べました。

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