2024年度 博物館実習1日目(8月21日)
こんにちは!2024年度夏期博物館実習1日目のブログを担当する、奈良教育大学のH.Yです。本日の実習の内容や感想について書かせて頂きます。
本日は、午前中にオリエンテーション、午後は収蔵庫や展示室の見学をしました。
収蔵庫にはたくさんの資料があり、普段目にしないような剥製や標本をみることができました(印象に残ったのはダイナミックなドタブカの剥製!)。資料が多いと、見ている分には楽しいのですが、その実整理をするのが非常に大変だということが分かりました。特に、資料は「研究が終わったから廃棄する」ということはないので、博物館の資料が増えていくと収納スペースがどんどん足りなくなるという問題について知ることができました。
展示室の見学では、来館者ではなく学芸員の視点で展示を見ました。「この展示だと照明が交換しづらい」「この展示は掃除がしにくい」等、展示スペース全体を見て管理の面で見た時に、どのような課題があるのかを学芸員の方に解説していただきました。見やすく目を引くような展示スペースにすることも大事ですが、それを維持するための管理がしやすいかという点も、展示では重要となることを学びました。管理の方法など、展示の見やすさ以外にも考えなければならないことがたくさんあり、それらを意識して展示を行うことがいかに大変であるかを実感しました。
来館者として訪れたことがあっても、学芸員の立場で展示を見たことがなかったので、今回の見学では「そんな考え方もあるのか!」と感じることが多く、とても勉強になりました。本日の実習で学んだことを明日に活かしていきたいと思います!