博物館実習2日目
博物館実習2日目の今日、1班は主に植物の化石に関わることを中心に実習を行いました。
午前中は、貯蔵庫内の植物化石を見学と、資料の整理を中心に作業をしていました。
植物化石と一言で言っても、とても大きい幹の化石や肉眼では見えない花粉の化石など種類も様々です。さらに植物が石化したものだったり、葉の葉脈だけしか残ってないものだったりと化石のタイプもいくつかあって、分類は多岐にわたります。
貯蔵庫内は本当にたくさんの化石がありますが(こうやって普段は見れないバックヤードを見ることができるのも実習の特権ですね)、化石が出来た時代・採集した場所・日にちなど細かなデータが記載されていて、1つの化石についてデータをまとめるだけでも根気のいる作業です。これを貯蔵庫内にある化石でずっと行われていたと考えると…気が遠くなります。地道な作業を継続し続ける力というのが必要なんだなと感じました。
午後は、実際に外で学芸員の方が採集した化石を分類・整理しました。
整理する中でたくさんの化石を手に取って見ることが出来ました。写真で化石を見ることはありますが、なかなかこれほどたくさんの化石を見ることは滅多にないことなので、貴重な時間でした。
また、長居公園内の植物園に出向き、実際に生えている松などの植物が化石になったとき、どうやって種類を同定するかという方法を教えていただきました。普段そのようなことを気にして植物をみたことがなかったので、とても新鮮でした。化石になってしまうと、今生えているものよりも情報は少なくなってしまうので、限られた情報から、判断できる目と知識が学芸員には必要なんだなと感じました。
初日から関心しっぱなしの1日でした。明日もこの調子で頑張っていきたいと思います。