2024年度 秋期博物館実習 4日目(11月16日)

こんにちは!博物館実習4日目のブログを担当します、和歌山大学のN.Yです!

博物館実習4日目は、待ちに待った大阪自然史フェスティバル本番の日👏

この日の戦闘服である赤色のスタッフTシャツを着て午前7時55分に博物館の本部へ集合すると、いよいよ開始に向けた準備が始まりました。

私はトラックヤードや警備員室前での誘導を担当したのですが、台車がすぐに足りなくなったため、他の場所に台車がないかと会場内を駆けずり回っていました。そのとき、予想よりはるかに多くの方たちが大急ぎで展示物や売店の準備に取り掛かる姿を見て、本番が本当に始まるんだとあらためて実感するとともに、参加者の皆様にとってどれだけ思い入れのあるフェスティバルなのかを感じることができました。

9時半になると、いよいよフェスティバルが開催されました。

私はB会場で、外で開催されるイベントの集合場所への誘導やパンフレットの配布、会場への案内や警備などを主に担当しました。

この日はあいにく雨の予報だったため、屋外で一番最初に開催されるイベント「バードウォッチング」への参加は少なくなるのではないかと思っていましたが、約10分後には定員になり受付終了との嬉しいお知らせが舞い降りました。🙌しかし、実際の受付終了が思ったよりも早かったため、家族でイベントに参加したいと希望していた方に受付終了の旨を報告するのはとてもつらかったです。それからも、心苦しくもイベント受付終了の報告をしなければならない場面が多々あり、心を削られました。😢

その次の時間に開催された「長居公園の生き物を探そう①」のイベントでは受付終了の心配はなかったため、参加希望の方全員を案内することができ、とても嬉しかったです。

警備の仕事では、隣の植物園から柵を乗り越えてB会場へ思いがけず侵入してしまう方がいらっしゃるとのことだったので、その方への対応などをしていました。実際にB会場の入口まで案内すると、「ありがとう」と声をかけてくださりやりがいを感じました!

フェスティバルの終了の時刻間近になると、この日最後の仕事として会場に残っている来場者の方への声掛けなどをメインに片付け作業に入りました。フェスティバル会場は終了の時刻間近でもたくさんの方で混雑している状況だったので、思ったよりも声が通らず、声掛けが大変難しかったです。

実習を通して感じたこと

フェスティバルでは、A会場、B会場、C会場それぞれ人々の活気あふれる様子が感じられました。実際に笑顔で本物の昆虫を触る子供の姿や、出展団体の方との会話を楽しむ声が響き渡り、訪れた人々にとって特別な体験となっているように思いました。

そんな魅力あるフェスティバルだからこそ、私にもまだまだできることがあったのではないかと考える今日この頃です。😢

この4日目の実習ではフェスティバル本番ということもあったと思いますが、学芸員の方や来場者の方だけでなく、出展者の方ともお話しさせていただく機会が多く、コミュニケーション能力が非常に求められる仕事だと感じました。特に、イベント受付終了の報告などは絶対に相手をがっかりさせてしまう報告ですので、どのようにすればイベントに代わるワクワクするような提案ができるのか、どうしたら楽しんでもらえるのかを考えたとき、コミュニケーション能力の大切さをあらためて実感しました。そして、一日の中で座ることができるのはたったの数回という、体力と気力が非常に重要な職業だと思いました。

フェスティバルの運営側というとても貴重な体験をさせていただいたので、これから何かしらの形で今回の経験を活かしていこうと思います。