2002年に採集した/受け入れた標本
2002年1月、2月、3月、4月、5月、6月
7月、8月、9月、10月、11月、12月
(1998年、1999年、2000年、2001年準備中)
日付は受け入れた日(採集した日ではありません)、(File
Z**-**)というのは動物研究室の標本受入台帳の番号です(ZはZoologyのZ)。その後ろの表題は、標本受入票に付けたタイトルです。おおまかにどこの何をもらったのかを表していますが、あまり深く考えてつけているわけではありません。寄贈者の名前は本人の承諾が得られたときのみ公開します。
【2002年10月20日の方針変更】最終的に受入票を作成する分については、受入作業が済んでから。と思っていたらなかなか更新できないことが明らかになってきました。だいたい受入自体、かなりたまってから年に数回するような状態になってしまっています。
というわけで、受入してなくても、何か採集したり、寄贈してもらったりしたら、順次載せていくことに方針を変更します。うまくすれば、そのうち受入番号も付くでしょう。
●2002年12月30日 長居植物園のヒヨドリ
今日、標識調査中に死亡したヒヨドリ2羽。状況から見て、オオタカにやられたらしい。
尾羽はけっこう抜けてる。とりあえず冷凍に。
●2002年12月28日 長居植物園のツグミ
今日、鳥の標識調査の行き帰り、植物園内を歩いていたら道端にさりげなく落ちていました。外傷はとくになさそうやけど、尾羽が少ない。
まるで標識調査の事故で死んだと思われそうだが、決してそうではないので。と持って帰ってくるときに言い訳したくなる状況でした。とりあえず冷凍に。
●2002年12月27日 大和郡山市のドバト
普段あまりドバトは集めていないのですが、奈良のドバトってことで、寄贈していただきました。
とりあえず冷凍に。
●2002年12月25日 自然史博物館のキジバト
今日、博物館の窓ガラスに衝突したらしい個体2羽を拾う。窓ガラスのすぐ外で群で採食していて、何かに驚いて一度に2羽もガラスに衝突してしまったようです。
とりあえず冷凍に。
●2002年12月17日 京都大学からコサギとメガネカイマン
宅急便で受け取りました。京都市鴨川で死んでいたコサギが3羽と、京都市伏見区で捕獲されたというメガネカイマン2匹。1m近くはあるワニがいたらちょっと恐そう。
けっこう長い間、研究室の冷凍庫に入れてあったそうです。引き続き、とりあえず冷凍に。
●2002年12月17日 琵琶湖のコミミズク
12月14日に滋賀県新旭町の琵琶湖岸で拾ったというフクロウ類の死体を受け取りました。発見されたとき他のフクロウ類に食べられていたとか。フクロウがフクロウを食べるとは知りませんでした。
食べられていたのはちょうど顔の部分で、全身きれいに残っているのに顔面だけない。でも、模様とサイズからコミミズクで間違いないでしょう。例によって、とりあえず冷凍に。
●2002年12月15日 自然史博物館のシロハラ
12月15日に博物館の窓ガラスに衝突したらしい個体を拾う。
死んでから少し経っているらしく、ちょっと傷んでいる。例によって、とりあえず冷凍に。
●2002年12月12日 奈良県吉野町のオシドリ
12月8日に吉野町西野の道路脇で拾ったそうです。宅急便で送っていただきました。外傷はなく死因は不明。車にでも衝突したんでしょうか?
とにかくとっても綺麗なオスです。イチョウ羽も抜かずに寄贈していただけてありがたいです。例によって、とりあえず冷凍に。
●2002年12月12日 自然史博物館のシロハラ
12月12日に博物館の窓ガラスに衝突したらしい個体を拾う。
見た目ではオスの成鳥。例によって、とりあえず冷凍に。
●2002年12月3日 自然史博物館のアオバト
12月3日に博物館の窓ガラスに衝突したらしい個体を拾う。キジバトはよく衝突するけど、アオバトは珍しいです。
例によって、とりあえず冷凍に。
●2002年11月28日 自然史博物館のツグミ
11月28日に博物館の窓ガラスに衝突したらしい個体を入手。
例によって、とりあえず冷凍に。
●2002年11月27日 東住吉高校のシロハラ
11月8日に東住吉高校で拾われたシロハラ1点を持ってきてくださりました。窓ガラスに衝突したようです。
とにかく冷凍に。
●2002年11月24日 長居公園のビンズイ
11月24日に長居植物園の小池の北のマツ林に落ちていたそうです。博物館まで届けてくださいました。
外傷はとくになく、何かにぶつかったとは思えず、死因は不明です。とにかく冷凍に。
●2002年11月23日 愛媛県と堺市のメジロ
11月13日に堺市で、11月16日に愛媛県宇和島市で、それぞれ拾われたメジロ各1点。持ってきてくださりました。
どちらもすでに仮剥製になっています。こちらの仮剥製はきれいです。
●2002年11月23日 茨木市のジョウビタキ
11月2日に茨木市で拾われたジョウビタキ1点を持ってきてくださりました。
すでに皮は剥かれています。仮剥製といえば仮剥製ですが、目玉は入ったまま、腹の中にはなにもつまっていない。というものでした。剥いてくれているのは嬉しいけど、できれば…。と注文をだしてしまいました。
●2002年11月21日 河内長野市の鳥
11月15-18日に河内長野市立加賀田中学で拾われたそうです。シロハラ1点とビンズイ2点。ビンズイはいったん埋葬されてたのを、掘り出して持ってきてくださりました。
シロハラはともかくビンズイはけっこう臭っています。皮むきは無理かも知れません。とにかく冷凍に。
●2002年11月18日 神戸大学の鳥
11月16-17日に神戸大学で拾われたシロハラとコマドリ各1点が送られてきました。ガラスに衝突して死んだようです。
コマドリはとてもきれいな個体で、成鳥雄かなって感じです。例によって、とりあえず冷凍に。
●2002年11月16日 河内長野市のアカハラ
11月16日(たぶん)に河内長野市で拾われた。嘴の先が折れており、窓ガラスか何かに衝突したらしい。
例によって、とりあえず冷凍に。
●2002年11月13日 四条畷市のフクロウ
11月12日に四条畷市の室池で死んでいるのが回収されたもの。捨てられたテグスにからまって死んだらしい。
死んでからけっこう経っているらしくかなり臭う。皮を剥くのは難しそうなので、羽のサンプルと骨格標本か? 例によって、とりあえず冷凍に。
●2002年11月12日 自然史博物館のシロハラ
11月12日に博物館の窓ガラスに衝突したらしい個体を入手。衝突場所は、講堂横の非常口の所。
例によって、とりあえず冷凍に。
●2002年11月9日 箕面市のセキセイインコ
10月22日に箕面市の大阪青山短期大学で拾得された個体。採集データのあるセキセイインコは珍しいです。
例によって、とりあえず冷凍に。
●2002年11月2日 大阪市のジョウビタキ
10月23日に大阪の中央郵便局に迷い込んだというジョウビタキのオスを、届けていただきました。保護された後、死んだそうです。
すでに仮剥製になり、内蔵の液浸と一緒になっています。あとは登録と薫蒸だけ、ありがたやありがたや。
●2002年11月2日 福岡教育大学のキクイタダキ
10月30日に死んでいたというのを送っていただきました。今年はキクイタダキの当たり年なんでしょうか?
頭の色は前のの方がきれいです。例によって、とりあえず冷凍に。
●2002年10月31日 大阪市此花区のキクイタダキ
博物館まえ届けてくださいました。職場の前の道に落ちていたそうなので、何かに衝突したのでしょう。
頭に黄色だけでなく、オレンジ色の部分がはっきりある、とってもきれいな個体です。以前、バンディングした経験と比べると、けっこう大きく感じました。例によって、とりあえず冷凍に。
●2002年10月28日 能勢のシジュウカラ
博物館まえ届けてくださいました。能勢の大阪府青少年野外活動センターの部屋の中で、布団の間で(だったかな?)死んでいたそうです。よくある窓ガラスへの衝突死ではなく、部屋に入り込んで、布団の中で圧死でしょうか。
状態のいい死体です。剥製にすべく、とりあえず冷凍に。
●2002年10月22日 淀川鵜殿のカミツキガメ
10月20日、昆虫研究室のM学芸員が、淀川の河川敷でカミツキガメを採集してきました。背甲の長さ43cm、最大幅38cm。超巨大な個体です。なんでも、陸に上がっているのを見つけて、格闘の末、紐をかけて、そのまま片手でぶら下げて車まで持ち帰り、運んできたそうです。重さは15kg以上ありそうなのに、かなり暴れるし、もし噛まれたら指の2-3本はなくなりそうなのに、よくやります。ぶら下げていると、とげのついた長い尻尾を振り回すので、痛かったとか。
とりあえず、生きたまま200リットルのコンテナに入って、さらにプレハブの中に入れられていました。ど迫力です。とりあえずしばらく飼って、それから標本にする予定。