化石のでき方

化石には、生物が死んだ後、水によって運ばれ土砂とともに堆積してできたものが多くあります。これを異地(いち)性の化石と呼びます。一方、生物が生息していた場所で、そのまま地層の中に埋没し、化石となることもあります。これを原地(げんち)性の化石と呼びます(例:根をはったままの木の株、生きていたそのままの状態で化石となった貝、足跡など)。

原地性と異地性の化石

  • 画像:原地性の木の株の化石
    原地性の木の株の化石
    地層の中に根を張って,木の株の化石がある.過去にこの場所にはえていたことを示している.更新世.滋賀県湖南市.幹の直径2m.
  • 画像:異地性の貝化石
    異地性の貝化石
    異地性の貝化石.水の流れによって貝化石が集められている.更新世.北海道幕別町.貝化石を含む地層の厚さ27cm.

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