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琥珀の中の化石 |
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コハクに含まれた雄しべ(第三紀、ドミニカ産) |
宝石として知られるコハクは、白亜紀から第三紀の針葉樹などの樹脂が化石となったものですので、
植物の化石と言えます。コハクの中にはしばしば植物や昆虫が入っており、時には脊椎動物(カエルやトカゲなど)
も入っています。 これらは生きていた時の形態がよく保たれているため、古生物研究に非常に役に立ちます。
近年、コハクの中の昆虫から遺伝子を取り出す試みがなされ、いくつか成功例もあります。
太古の生き物を蘇らせるには、まだ多くの困難がありますが、
将来ジュラシックパークの世界が現実になるかもしれません。 |
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