神戸層群から産出する植物化石
中新世の植物化石
第三紀から第四紀の植物化石
過去の気温を推定する
植物化石の調べ方
新生代での食植性昆虫の繁栄
植物を食べる哺乳類
手前は神戸層群産植物化石
(米阪紀雄氏、山本順一氏所蔵)
被子植物は、白亜紀後期(約1億年前)に主要なグループがでそろい、爆発的に多様化し、古第三紀には多くの現生属が出現しました。新第三紀にかけて絶滅属は少なくなり、中新世の後期(約1000万年前)に現生種に形態が似ている種があらわれ、「種の現代化」が生じました。その後、鮮新世の終わりから第四紀の初め(約170万年前)までに、第三紀を特徴づける種類が消滅し、現在の植物相に近づいていきました。