多様な陸上植物 森林の恵み
水中から陸上へ 地球最初の森 たねをつけた最初の植物 裸子植物の繁栄 被子植物の誕生と繁栄 新生代の植物化石
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デボン紀前期になると、シダ植物の胞子に異形化が生じました。異形胞子シダ植物の一部では、大胞子が受精後も大胞子嚢の中にとどまり、周りのテロムが大胞子嚢をおおうことにより珠皮ができ、たね(種子)が誕生しました。異形胞子はリンボク類、トクサ類でも見られましたが、前裸子植物から進化したシダ種子類のみがたねを獲得しました。たねを得たことにより、乾燥に強くなり、休眠して都合のよい時期に発芽することができ、有利に繁殖と散布ができるようになりました。