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リンボク(幹、石炭紀、アメリカ産) |
シダ植物のヒカゲノカズラ類に属し、デボン紀に出現して石炭紀に栄えました。異形胞子を形成し、最大では直径2m、高さ38mにもなりました。葉の付いていた痕である鱗模様が幹の表面に斜めにならんでいることから鱗木と名付けられています。枝は二又に分かれ、細い枝には小葉が付いており、枝の先にはレピドストロブスと呼ばれる胞子嚢をつけていました。巨木を支えていたのはスティグマリアと呼ばれる担根体です。リンボクは巨大になりますが、木部は少なく、木部の外側に厚い皮層を形成して幹を支えていました。幹の強度は小さかったと考えられ、裸子植物のような樹木とは言えません。現生のミズニラはリンボク類の子孫になりますが、小型化していると言えます。
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