最初の樹木
アルカエオプテリス(枝、デボン紀、アメリカ産)
アルカエオプテリスは胞子嚢をもつ葉の化石でシダ植物と考えられていました。一方、同じ地層から産出していた珪化木は木部が発達していたため、裸子植物と同定されカリキシロンと名付けられていました。その後、アルカエオプテリスとカリキシロンがつながった化石が発見され、幹の材は裸子植物で、繁殖は胞子で行うシダ植物だったことがわかり、前裸子植物と名付けられました。アルカエオプテリスは20m以上にもなる高木だったと推定され、最初の樹木であると言えます。