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昆虫の起源と空への進出
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原直翅目(石炭紀) |
動物が陸上に上がったのは、植物にやや遅れ、デボン紀(約4億年前)のころであ ったと考えられています。まず節足動物のうちのサソリのようななかまが陸上へ上がりました。その後、多足類(ムカデのようなもの)から昆虫が進化して きました。最も古い化石(無翅昆虫)はデボン紀から見つか っています。石炭紀(約3億年前)には、動物としては最も早くに空中へ進出しました。その頃の昆虫のひとつが、メガネウラオオトンボです。現在見られる トンボ類に近い原トンボ類(すべてが古生代末で絶滅)に属し、開張が70センチを超える巨大なものもいたようです。まだ脊椎動物が空中に進化していない時代に、わがもの顔で古生代のシダの森を滑空していたことでしょう。
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